草津市南草津【理学療法士がしっかり診る整体院】Jump(ジャンプ)院長の木村です。
今回は、手の指を曲げる筋肉(浅指屈筋、深指屈筋)の整体ストレッチです!
実は手の指を動かす筋肉はかなり複雑で細かいんです。
指の筋肉でまとめてしまうのが無理があるのでは?と言われるくらい沢山あるんですよ・・・
人間の指は非常に繊細な動きをします。その分、指を動かす筋肉も細かく多くなるんです。
私自身も学生の時、指の筋肉の多さと複雑さに泣かされた経験があります・・・
今回は、比較的分かりやすく、ストレッチもしやすい筋肉を紹介します。
・浅指屈筋
参考書籍:運動療法のための機能解剖学的触診技術より
この浅指屈筋は肘から始まって手関節をこえて指の骨に着きます。
・深指屈筋
参考書籍:運動療法のための機能解剖学的触診技術より
深指屈筋は前腕から始まって手関節をこえて指の骨に着きます。
この二つの筋肉はよく似た筋肉です。浅指屈筋の下に深指屈筋が走っています。主な役割りは手の指を曲げる役割りです。人先指から小指まで着いていますので、人差し指から小指を曲げる役割りです。そして、手首も曲げる役割りもあるんです。浅指屈筋に関しては肘も曲げる補助的な役割りもあるとされています。
親指は?って思いますね。
親指は親指で別に動かす筋肉があるんです。それはまたの機会で・・・
この二つの筋肉が決定的に違うのは・・・・
図をよく見ていただくと分かるのですが、深指屈筋の方が指先まで着いているんです。なので、深指屈筋は指の一番先の関節を曲げる筋肉なんです。
そして、浅指屈筋はその下の方に着いていますので、二番目の指の関節を曲げる役割りがあるんです。
いかがですか?
同じような筋肉でも役割りが違ったりするんですよ・・
この手の指を曲げる筋肉が硬く縮んでしまうと・・・
力を抜いていても指が曲がった状態になってしまいます。
こんな感じです。
自然に力を抜いた状態で少し指が曲がっているくらいが良いですね。
手先をよく使用する仕事(デスクワーク、家事、マッサージ師など)の方などがなりやすいです。
一度、肩の力を抜いて手をダラーと垂らしてみて下さい。
手の指が握ったように曲がった状態のままの方は指を曲げる筋肉が強張ったり、硬くなっている可能性があります。
このような状態が続くと腱鞘炎やバネ指などを発症しやすくなります。
さて手の指を曲げる筋肉の整体ストレッチです!
①掌を上に向けて手を前方に出します。
②反対の手で前方に出した方の指(1~4指)を持って、掌を反らせます。
*腱鞘炎やバネ指をお持ちの方や痛みのある方は無理をしないでください。
③そのまま20~30秒保持します。
この整体ストレッチを左右1~3セット行いましょう。