草津・南草津【理学療法士がしっかり診る整体院】Jump(ジャンプ)院長の木村です。
2017年12月9,10日とNSCA/japanのカンファレンスに参加してきました。
神戸のファッションマートで開催されました。
久しぶりの研修会だったので楽しかったです。
とくに、印象に残ったのは「スポーツをしている女性の減量時の問題点と栄養サポート」で大妻女子大学の小清水先生のお話でした。
女性の競技は身体のスタイルを要求されることが多く(新体操やフィギアスケート、シンクロなど)大会や、発表会前になると練習量が多くなるのに、減量もしないといけないという過酷な状況になります。
大変ですねー。きつい練習をして食べることまで制限されてしまいます。
ここで女性の場合、無理をすると体のバランスが崩れて月経が不順になってしまったり無月経になってしまいます。
この状態がかなり危険との事。
無月経の状態は女性ホルモン(エストロゲンなど)が作られないので更年期障害と同じ状態になってしまいます。
よって、大会前にうつ症状や骨がつくられる量が減っているので骨粗しょう症のような状態になってしまいます。
このような状態だと怪我をしやすく疲労骨折も起こしやすいです。
当院のもクラシックバレエやダンスをされている方が来院されますが、大会前になると毎回、シンスプリントを起こしてしまう方など経験しました。
そして、減量時の食事の内容は炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルをしっかりバランスよく摂取した状態で食べた物による摂取カロリーを動く事による消費カロリー(基礎代謝含む)が上回った状態にして徐々に体重を落としていく。
ようするに、バランスよく食べて、食べ過ぎず、動いて痩せていくのです。
食べ物で問題になるのは、最近はやりの炭水化物を極端におさえたダイエットです。
例えば、ご飯をたべず、野菜やヨーグルトだけとか糖質off食品(春雨ヌードルなど・・・)
食事の内容的には健康そうに思えますが、糖質(炭水化物)がないと脂肪をエネルギーとして使えないんです。だから脂肪は落ちない。その代わりにたんぱく質を分解して動くエネルギーとして使ってしまい筋肉へのダメージが積み重なります。
食べていないのに脂肪が落ちない(体重が落ちない)ので、もっと食べなくなる。の悪循環を引き起こしてしまうとの事です。
よって、糖質offなどの健康食品がすべての人に良いか?となるとそうではないのです。日々、体を動かしている人や部活や運動を生業としている方は特に炭水化物(糖質)は必要となります。
先生のお話の中に、ケーキを食べたい為に他のものをまったく食べない。など偏ってしまうんですね・・・私もこれでも元プロボクサーなのですごく共感してしまいます。減量時、カツカレーが食べたいがために20~30km走ってた事もありました・・・
長々と書いてしまいましたが、これから体の治療や運動指導をしていくうえで栄養の事はかかせない事だと再認識できました。
他にも面白い内容の講習もたくさんありました。
今回学んだ事を、これからに生かして生きたいです!!
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