運動ってなんで必要なんやろ?の第三回目です。
身体の歪み、痛みを改善していく方法
を出来るだけ分かりやすく説明していきたいと思います。
ストレッチ
ストレッチには静的ストレッチ、動的ストレッチがあり方法、目的が異なりますが今回の話では難しい話はしないで簡単に!
ストレッチをすることで筋肉の柔軟性が向上し関節の動きを向上、動かしやすくする事ができます。
筋力トレーニング
筋力トレーニングは皆さんご存知の通り筋力・筋持久力を維持、向上させる為に行うトレーニングの事です。これには様々な種類、目的がありますので簡単に!例えば、「ウェストを引き締めたい」であれば腹筋をしますね。これは腹直筋、腹斜筋群の筋力トレーニングになります。弱くなって緩んだ腹筋が強くなるからお腹が引き締まります。
この基礎的なストレッチ、筋力トレーニングの二つで考えていましょう!!
下の図を見てください。
またまた、我ながら絵心がなく申し訳ありませんがこの図は背中が丸まった猫背で立っている人とまっすぐ立っている人です。
まず、まっすぐに立っている人を見てください。
腹筋、腰背筋群、大腿四頭筋、ハムストリングスが書かれています。これも前回からのヨットのマスト(支柱)が骨格でマスト(支柱)を左右から引っ張り支えるロープが筋肉だとしてください。筋肉も大分と大ざっぱに描いているので詳しい方が見ればこんな所に筋肉は付いていないと思う方もいらっしゃると思いますがここでは目をつぶってください。
腹筋、腰背筋群が対になって体幹の前後を支えており、大腿四頭筋、ハムストリングスが対になって足の前後を支えております。
次に、背中の丸まっている人の絵を見てください。
背中を丸めるだけだと前にお辞儀することになり前方へ倒れてしまいますので膝を曲げて重心を体の真ん中にしバランスを取ります。
ここで赤色で書いている腰背部筋と大腿四頭筋は膝が曲がること、腰が曲がることによって伸ばされています。
青色の腹筋とハムストリングスは逆に緩んでしまっています。
この丸まった状態が続くと緩まった腹筋、ハムストリングスは弱くなり縮んでしまい硬くなり真っ直ぐ伸びなくなります。伸ばされ続けている腰背部筋、大腿四頭筋はずっと緩むことができないので疲労が溜まりだるさや痛みを起こしてきます。
ここで最初に説明したストレッチと筋力トレーニングの出番です!
例えば膝の怪我をして膝を伸ばす大腿四頭筋が弱くなり、膝が伸びなくなってしまったとしましょう。すると、膝が伸びないので背中を丸めてバランスをとり、長期間続くと上図のようになり、腰痛、肩こり、膝痛を二次的に起こしてきます。
この人を真っ直ぐの姿勢に戻していくには!!
①膝を伸ばす大腿四頭筋のトレーニングをします。
②に縮んでしまったハムストリングスを伸ばすストレッチをします。
①、②で膝は伸びてきました。後は丸くなった体幹が残っていますので③腹筋のストレッチ、④腹筋、背筋のトレーニングで体幹も真っ直ぐに戻してやっともとの負担の少ない真っ直ぐな姿勢に戻ります。
以上のことで言えることは、
・痛みを起こすのは原因があり起こるのでただ痛い、だるい所を揉んだり、電気をあてたりするだけでは原因解決になっておらずほとんど改善しないこと。
・持病などで痛みをお持ちの方が我流でウォーキングやトレーニングなどの運動することは身体に負担をかけている可能性が高いので専門家にしっかりと診てもらいながら行うことが望ましいという事。
・適切な運動により身体のバランスを整え姿勢を改善していくことで身体への負担が軽減し状態が良い方向へ向かうという事
になります。
このシリーズでお話した内容はあくまで分かりやすく噛み砕いてお話ししております。身体の問題は個々で異なりますので疑問に思うことがあればお気軽にご相談ください。