草津・南草津【理学療法士がしっかり診る整体院】Jump(ジャンプ)の院長木村です。
さて大寒も過ぎ、いよいよ花粉症の季節の到来ですね。
徐々に暖かくなってきているのはうれしいですが、それにともない目や鼻がむずむずしてきますね・・
実は私自身もスギ花粉がだめで春が待ち遠しい反面、これからくしゃみ、鼻水や目や喉のかゆみとの戦いになると思うと憂鬱になってしまいます。
このような事は私だけではないですよね。
花粉症と首痛や頭痛が関係してくる事をご存知ですか?
花粉症の症状は思い当たるところでは鼻水、喉・目のかゆみ、くしゃみ、咳といったところでしょうか?きつい方は発熱もしたりします。
頭痛の原因としては、副鼻腔炎や、花粉に対するアレルギー反応、脳の酸欠状態などから頭痛を起こす事があるようです。
今回は、これらについての説明は省略させていただきます。
ここからリハビリ、トレーニングの専門家として花粉症から肩こり、首痛、頭痛が起こる原因を説明していきます。
まず、鼻水で鼻が詰まると、鼻で呼吸が出来なくなってきますね・・
それで、どうするかというと・・
口を使って呼吸を行うようになります。
この口で呼吸を行うようになってくると身体にはあまりよくありません。
鼻から息が吸えない為、口からより多く空気を吸おうとすると胸式呼吸になりやすいからです。
一度、両手を自分の胸の上に置いて、
鼻から息を吸ってみた場合と口から息を吸ってみた場合で胸郭(肋骨)の広がり方が違うのわかりますでしょうか?
この胸を優位に使った呼吸法を胸式呼吸といいます。
逆に、息を吸った時にお腹が膨らむことを腹式呼吸と言います。
これらの、呼吸方法で身体の使い方がかわります。
それぞれ、メリット、デメリットがあるのですが
普段から、息が行いにくい為に胸式呼吸を行い続ける事はあまり良い事とはいえません。
まずそれぞれの呼吸法の特徴を説明していきます。
・腹式呼吸
横隔膜を使った呼吸です。実は横隔膜も筋肉なんです。胸郭(肋骨)の下にドーム上についており、息を吸うとドームが下に引き下がり呼吸を行います。主に、リラックスした状態で行われます(副交感神経を使う)。
・胸式呼吸
胸郭(主に肋骨)を広げて呼吸を行います。胸郭を広げる為の筋肉を使います。肋骨を動かす肋間筋や肋骨を引き上げるために首の筋肉も使います。主に、活動を行うときや、より呼吸を必要とする場合に使われます(交感神経)。
これらの特徴を踏まえて花粉症により鼻水で鼻づまりをおこした状態と照らし合わせて考えていきましょう。
先ほども説明しましたが鼻づまりを起こす事で、呼吸が苦しくなり、より多くの呼吸を必要とするため胸式呼吸になってきます。
胸式呼吸は首の筋肉も使いますので首の筋肉が張ってきます(肩こり)。大げさに言いますと、体が辛いときや全力で走った後に肩で息をするといいますね。肩を上に引き上げて胸郭をひろげて空気をとりむ為です。肩を上に引き上げるのが首の筋肉になります。
首の筋肉が張ってくると肩こりや首の痛み、緊張型頭痛を起こす原因となります。
また、寝ている時や休んでいる時でも活動する為の胸式呼吸を行わなければいけないのでリラックスが出来なくなり交感神経のバランスが乱れる原因にもなります。
このような理由から花粉症が肩こり、首痛、頭痛を起こす原因になります。
次は花粉症で首の痛み、肩こり、頭痛を起こしてしまっている方に良い体操を紹介します。