草津・南草津【理学療法士がしっかり診る整体院】Jump(ジャンプ)の木村です!
ヒートショックってご存じでしょうか?
実はすごく危険で気を付けて頂きたい事なんです!
寒い時期に急にお風呂で倒れて意識を失うって話をよく聞きませんか?
皆さんに起こる危険があるので本当に気を付けてくださいね!
今回の記事は以下のようにヒートショックについて書いていきます。
1:ヒートショックとは?
2:ヒートショックは何故おこる?
3:ヒートショックの対策
1:ヒートショックとは?
ヒートショックは寒い時期に良く起こりやすいのですが、簡単にいいますと気温(室温)の急な変化(上がったり下がったり)によって血圧が変動して、心臓や血管に負担がかかり、意識喪失や心筋梗塞や脳梗塞など血管の病気を発症してしまう事なんです。
実はこのヒートショックは凄く多く起こってるんです。 交通事故による死亡者が約7,000人であったのに対し、ヒートショックでは倍の14,000人が亡くなっています。
厚生労働省の「人口動態調査」によると、高齢者 の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は高い水準で推移しており、近年では「交通事故」による死亡者数よりも多くなっています。発生場所としては、家や居住施設の浴槽における事故が多く、11月~4月の冬季を中心に多く発生しています。
交通事故で亡くなったりする事はニュースになったりして皆さん意識されていますが、家庭の風呂で亡くなる場合はニュースにならない事が多く、なかなか注意や意識する事が少なくなるかもしれませんね。
高血圧や心臓病、糖尿病などの持病をお持ちの方は特に気を付けてくださいね。
2:ヒートショックは何故おこる?
それではご家庭のお風呂でヒートショックが起こる理由を説明していきます。
1:寒い時期に温かいお部屋で過ごされている。
2:室温の低いお風呂場に入る
体温を奪われないように筋肉・血管が縮み血圧が急に上昇します。
3:温かい浴槽に入る
お湯につかると筋肉が緩み血管が広がって急に血圧が下がります。 血圧が急激に上がったり、下がったりすることになります。
4:ヒートショックをおこす
血圧の急な変動により心臓、血管に負担が過度にかかり意識喪失や心筋梗塞、脳梗塞を起こしてしまします。 浴槽の中で意識を失い、そのまま溺死する事も多いです。
3:ヒートショックの対策
ヒートショックの対策は出来るだけ温度(室温)の変化を少なくする事です。
対策1:脱衣所、お風呂場を温めておく
エアコンやストーブを使ってあらかじめ脱衣所、お風呂場の室温を温めておきましょう!
しかし、脱衣所やお風呂場にはエアコン、ストーブは設置できないって方もいられると思います。
そのような方でも出来る対策としては、
脱衣所がリビングなどの隣にある場合は、扉を開けておいて温かいリビングの空気を脱衣所に入れておく。
お風呂場に対しては脱衣所で着替える前にあらかじめ温かいお湯のシャワーを出しておく。
これは結構有効だと思います。私自身も行っています。
温かいシャワーによって浴室が温まり、急な気温の低下を防いでくれます。
何よりシャワーを温水で出しても、最初は冷たい冷水が出てくる場合が多いので「うわっ!冷たい!」って驚くのが嫌ですよね・・・
対策2:浴槽の温度は40度未満の温めのお湯にする
急な温度変化を起こさないためですね。
長湯もよくないようです。
心臓病や高血圧の人には半身浴が良いようです。その場合、温かいタオルで上半身の保温をしましょう!
以上、ヒートショックの原因と対策でした。
皆さん是非、寒さ対策をしてヒートショックを予防し、寒い時期を安全に乗り越えましょう!